2017.12.01リフブレ通信

釜飯の友

今年も最後の12月を残すのみとなりました。時が過ぎていくのは早く、あっという間に1年が終わろうとしています。毎年様々な出会いがあり時が流れていきます。出会いによるご縁は、人にとって大きな成長のきっかけになります。つたなくはありますが私の人生を少しだけ振り返ってみます。時は昭和49年4月今から44年前です。「君!名前は?」「はいっ!鍋嶋です!」「おおっ!鍋嶋君か!入寮おめでとう!今日は入寮祝いをするから酒買ってこい!」人生の『釜飯の友』となる仲間との出会いでした。その寮の名は「鹿本学生寮」といいます。さて、これまで酒を飲んだことのない私はすっかり酔っぱらってしまい記憶が無くなるまで飲みあくる朝ひどい二日酔いで大変な入寮祝いとなりました。子供の頃から酒飲みの家で育ち、酒には敵対心さえ持って過ごしてきた私にとって酒を飲むことにはとても抵抗がありました。しかし断るわけにもいかず一気飲みを繰り返しとんでもないことになりました。こうして酒を覚え、寮歌にあるパチンコ、麻雀、社交ダンス。そしてバイクでのツーリング等々。とてもそれまでの自分では考えられない世界を経験することとなりました。人見知りであまり積極的に人の輪に入る事のなかった私がそれなりに人の輪の中に入れるようになったのは「鹿本学生寮」に入寮し先輩や同輩、後輩と同じ釜の飯を食べ苦楽を共にして深い付き合いが出来たお蔭だと思っています。度胸を付けるため真昼の繁華街で歌を歌わされたり、お祭りなどの催しがあると飛び入りで歌わされたり一発芸をやらされたり等々、随分と鍛えて頂きました。また真面目に人の生き方について語って頂いた先輩もおられ、苦しい時も元気を出してコツコツ努力することの大事さも学びました。卒業し営業として呉服屋に就職し、その後現在の人材サービスに転職し今がありますがこの「鹿本学生寮」で学んで体験した貴重な出会いとご縁は私にとって今でも活かされていると思います。寮を卒業して40年が過ぎ今年10月22日「鹿本学生寮創設60周年記念OB会」が開催されました。私は受付をしていましたがそれぞれの年代で懐かしそうに言葉を交わされ受付横に並べてあった当時の寮誌『釜飯の友』を懐かしそうに読まれている姿が学生時代に戻ったようでした。苦楽を共にして家族のように同じ釜の飯を食べた『釜飯の友』の姿がそこにありました。80代で校長先生だった大先輩の元気な挨拶でOB会が始まります。それぞれ久しぶりに会う仲間たちと話が盛り上がり初対面の先輩後輩も挨拶をかわし親交を深めていました。今では到底考えられないようなエピソードも飛び出し当時のバンカラで自由な学生生活を伺うことが出来ました。最後は寮歌を全員で大合唱、懐かしくも楽しい宴でした。寮OB全体が集まるのは初めてのことで、この縁を大事に今後は2年毎にこの集まりが開催されることになりました。同じ釜の飯を食べた縁でこのような出会いの場が続いていきます。「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」と論語にありますが持つべきは良き友人ですね。今年も様々な方々との出会い、ご縁を頂いております。有難いことです。みなさまとは今年もたくさんの良いご縁を頂き誠にありがとうございます。これからもみなさまとの良いご縁が続きますように精進してまいります。最後に今年一年のご愛顧とご高配に感謝し、来たる新年がみなさまにとって最良の一年となることを祈念いたします。感謝。