2019.07.01リフブレ通信

考え方

「手ばなせば夕風やどる早苗かな」(芭蕉)山間部では、田植えがほとんど済んで、平野でも始まり、早苗が風と遊ぶ光景を見られる時期になりました。これからは、水田の周りの畦の草切りが待っています、暑いなかでの作業は大変ですが、私は労働と考えずスポーツとしてやるようにしています。身体を鍛えるところまでは、いきませんが身体を動かすことに心を注ぎ、早苗がすくすくと育つ様を見ながらやるとそうまで苦痛はありません。まあ考え方ですね。いずれにしろ本格的な夏の到来です。今年も猛暑でしょうか。少し思いやられます。▼さて、過ぐる日、某雑誌に記載された、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディに関するエッセイが目にとまりました。それは、彼の大統領就任時の演説です。あまりにも有名なので、ご存知の方も多いと思いますが、紹介します。「だからこそ、アメリカ国民の同胞の皆さん、あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい」演説は、この内容と同意義をもって世界の国々にも問いかけられています。この時、ケネディは、まだ43歳でした。私も若い頃心に残したことは、ありましたが、失念していましたので、新鮮な感覚で読むことができました。こういう考え方を体得すると、人生面白くなるでしょうし、人間的にも成長すると強く思います。▼「子供手当てがもう少し欲しい」「幼稚園を増やせ」「消費税を上げるな」「年金だけでは生活できない」等々、国が何もしてくれないと考えるより、自分自身が国のために何が出来るかを考え行動したほうがなんとなく楽しくなると思います。まあ確かに今の政治家のなかには、ケネディみたいな人材が皆無に近いのも事実ですが。私も一応経営者のはしくれなので、誤解を招くことを承知で書きますが、会社も一緒です。「給料が安い」「福利厚生がなってない」「休日が少ない」「馬鹿な上司ばかりだ」「商品が売れないのは、パンフレットのせいだ」と、不平不満を言わず自ら改善したほうが、オモシロイと考えるのですが、間違っていますかね。私もひっくるめて、松下幸之助翁みたいな経営者が少ないのも事実ですが。世の中に社長は多いが経営者は少ないとはよくいったものです。いずれにしろ、子供のおねだりと同様です。他人がやらなきゃ自分がやると、考え方をちょっと変えれば見える景色も変わり人生が充実すると思います。▼過去・現在・未来といいますが、過去は実体としてはなく自分の記憶にあるだけです。未来は想像のなかにあります。あるのは、現在の今、この時しかありません。その遭遇する場面にどういう考え方で対処するかは、大変重要な人間の能力では、ないでしょうか。私は考えをまとめるとき、本末を意識して、出来事や物事を分けます。そうすると、自然と考え方が、落ち着いてきます。分ければ分かるのです。中村天風先生は「人生は心一つの置きどころ」と教えておられますが、まさにその時々の心次第であり考え方で、人生が変わると言っても過言ではないでしょう。▼暦は7月になります。新盆の地域ではご先祖さまに会える月です。「母ありてこそ故郷の盆をしに」(豊田長世)しっかり供養できればいいですね。また、夏の汗をかいた後のビールがおいしいですね。「飲み干せるビールの泡の口笑ふ」(星野立子)猛暑でも、「よしきた」「待ってました」と乗り切りましょう 。ボーっと生きてんじゃねーよ!とチコちゃんから怒られないように。