2018.01.01リフブレ通信

イノシシ

皇紀(紀元)2679年、西暦2019年、そして平成の御世、最後の31年の輝かしき新年の幕開けです。皆様、明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって幸多き1年であられることを、心よりご祈念申し上げます。平成が本年4月30日をもって終了し5月1日より年号が代わりますが、どういう名前の年号になるのでしょうか。今から楽しみです。「平凡を大切に生き去年今年」(稲畑汀子)▼さて、今年の干支は、己亥(つちのと・い)です。干支は、干が「幹」つまり根であり、支は「枝」です。枝葉花実です。ということは、干支で、1本の草木、生命体になります。奥が深いですね。己は、「おのれ」とも読み、ひんまがるの意があるそうです。ですから筋道を通し、紀律していくことが、肝要だそうです。亥は、もともと核からきた漢字だそうで、字のとおり、起爆性エネルギー活動により物事が爆発的に発生する意を表しています。ということは、今年は、泰然自若として沈着冷静に生きないといけませんね。また、これを動物の猪にしたのも、頷けますね。猪は猪突猛進といわれますから。「元旦や神代の事も思はるる」(守武)▼猪のことを、調べてみました。猪は、豚の原種で、首は短く、目は小さく、体毛はあらく、褐色。基本てきには、昼行性ですが、夜間も、ほぼ一定した猪道を通って遠くまで歩き回り、稲、たけのこ、豆などの農作物を食い荒らします。また、鼻で土を掘り返して野鼠などを食べます。成獣の体重は、70キロ以上あります。寿命は大体10年、1年に1回4頭から5頭出産します。神経質で、警戒心の強い獣のようです。私の田舎の実家でも、猪による農作物への被害は深刻です。まだ芽の出ない筍、田んぼに侵入して稲を食う、栗の枝を折る(栗の木が枯れます)等々。やっと収穫というときに、やられますから困るというか、落胆です。電気を通す線を張り巡らしたり(電柵)、金属のおおきな柵で農地を囲んだり、大型の箱わなを仕掛けたりしますが、学習能力が高く1頭が工夫して突破すると、次々と続きます。私も1昨年の夏、近所の方たちと金属の柵を延べ2キロほど取り付けましたが、去年は、下の土を掘り返して、稲を荒らしていました。まあ、猪も生きるために必死なのでしょうが、農家にとっては、敵になってしまいました。「猪罠の大がかりなり山畑」(松本たかし)▼実は、私は、田舎に縁が深いのですが、野生の猪と遭遇したことがないのです。「ウリボウ」(猪の子供)は、ゴルフ場で見ました。可愛いかったですよ。人間も動物も赤ちゃんの時は、愛らしいですね。「幼子の次第々に知恵つきて仏に遠くなるぞ悲しき」(古歌)誰でも仏心、仏性をもってこの世に生を受けるのですけどね。話がそれました。猪の悪いところばかり書きましたので、良いところを調べてみました。が、あまりありません。まむしを食べてくれたり、食用肉くらいです。神様は無駄なものは、造っておられませんから、何かあるはず、根気よく探してみましょう。「荒縄をかけて猪肉一貫目」(三宅まさる)▼さて、昨年は、りふぶれ通信をご愛読頂き深く感謝致します。今年も、弊社の顧問である鍋嶋氏と交互に拙い文章をお届けいたしますが、何卒、苦笑しながらでも読んで頂きたくお願い申し上げます。「元日や一系の天子不二の山」(内藤鳴雪)日本人に産まれて良かったとつくづく思うお正月です。「何となく今年は良いことあるごとし元旦の朝晴れて風なし」(石川啄木)今年も1年頑張りましょう。